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卒業生の声

2011.06.07

前川由希さん

■出身校/北海道札幌開成高等学校

■進学先/Southwest Minnesota State University

■編入先/Minnesota State University, Mankato
 



日本を経ったのは今から6年前のことです。

私はアメリカ中西部のミネソタ州にある小さな町で音楽産業とビジネスを専攻にした大学生活を送りました。そこで出会った家族のような友達、田舎ならではの農 家経験、ハウスパーティ、3年間続けた大学内のプレスクール(小学校の前に行く学校)で子供達との奮闘バイト経験、期末テスト前の地獄週間。。。日本にい ては到底経験できなかったことを通じて今の自分がいます。

 

現在いるニューヨークに来るきっかけは偶然のことでした。大学生生活の最後の単位として残っていたインターンシップ。半年間探しに探し全く見つからず楽天家 の私は人生で初めて真剣な焦りを感じていました。もし見つからなければ休学扱い、卒業もできず就職もできず、なんとも悲惨な事態が待ち構えてました。何枚 も履歴書とカバーレターを送ったものの一行に返事は無く、焦りの気持ちはピークでした。そんな中、最後の賭けとして送った一通の履歴書。第一希望の仕事 だったけれど、どうせ落ちるだろうと思い踏み出せずにいた会社。(というのもすでに別の州にある同じ会社のオフィスからはお断りされていたからです。)も うこれがダメだったら諦めてミネソタに残って大学内のコンサートでも手伝って単位を稼ごう。そう決心していました。

 

数日後、書類通過したので面接に来れるかとの連絡があり、受かるかどうかもわからない状況の中でやるだけやってみようと思いニューヨークに飛びました。

 

「NYには住む場所があるの?」

「探します。」

「知り合いは?」

「いませんが、作ります。」

「英語力は大丈夫?コミュニケーション第一の仕事よ」

「大丈夫です」(嘘ばっかり。ドキドキドキ)

 

その日から数日後、思いも寄らない通知がメールで届きました。簡潔なメールには「おめでとう、来週から来て欲しい」そう書かれていました。あまりにも予想外 の結果で何度も何度もメールを読み返しました。最後の最後で手に入ったのは第一希望だったインターンシップ。人間追い込まれても諦めずにしがみついていけ ば思いもよらない結果が出るのだと身をもって感じた瞬間でした。


 

20110607_01.jpgグラミー賞の運営などを主とするレコーディングアカデミーというNPO企業での夢のインターンシップ経験は自分を何倍も成長させてくれました。世界中の人達を魅了するニューヨークという新しい土地にいきなり飛び込み、インターンとは言えども米系会社での初めての社会経験。出会うとは思ってもいなかった数々のアーティストやプロデューサー達との出会い。すべてが新しい経験で、と にかくがむしゃらでした。とにかく一瞬たりとも見逃したくなかったので、そうなるしかなかったのです。めまぐるしい変化の中で必死になっている私の何より もの救いは外国人である私を理解し、温かく見守ってくれたスタッフ達でした。最初の一ヶ月はひっきりなしにかかる電話対応さえままならなず、一枚のプレス を書くのにも人の何倍も時間がかかりました。それでも仕事は楽しかったし、毎朝オフィスで "Good morning!" と言うと "Morning, how are you-ki, my darling??" といたずらっぽく聞かれたり、誰かが仕事の文句を言ってるかと思いきやレディーガガになりきって踊りだしたりとそんな陽気なスタッフに囲まれていたら笑顔 でいられずにはいられませんでした。


 

20110607_02.jpgインターンシップの最終日にはスタッフ全員からハグをもらい、「今までのインターンの中であなたが一番好きよ!」と言って抱きしめてくれました。経験はも ちろんですが、大げさでもこんな嬉しい言葉をくれる人達に出会えた事が何よりの収穫でした。そんな彼らとはインターンが終わった今でも連絡を取り合い、さ まざまなイベントに招待されたり、お手伝いをさせていもらっています。

 

現在はニューヨークにある 某TVプ ロダクション会社で働く一方、空いてる時間を使ってアート&音楽アーティスト達の所属するエンターテイメント会社で働いています。さまざまなイベントやラ イブの企画運営、ウェブサイトの管理、アーティストのブッキングやマネージメント、プロモーション、映像制作など多岐に渡って活動をしています。2つの全 く違う仕事を両立するのは大変ですが、自分がしたいと思ってやっていることなので苦には感じません。24時間めまぐるしく変化し続けているこの街にいる以 上、いつどこで何が起こるか誰に出会うか分かりません。たまたまネットで見つけた家に一緒に住んでいた女の子達は気がつけばビヨンセやじょんて☆もーにん ぐ、ブリトニースピアーズのバックで踊っていますし、ひょんなことから出会い仲良くさせてもらっているピアニストの方はつい先日カーネギーホールでのデ ビューを飾りました。私自身もつい先日にフランスのアーティスト、レヌビアンやヒップホップ界の大御所クエストラブを含む数々のアーティストとのプロジェ クトを終えた所ですが、今振り返ってみても全く現実味がありません。大好きで何度も何度も聞いたCDの 中の人達が今では普通に目の前で話していたりするのです。こんな状況に自分がいるとは夢にも思っていませんでしたし、今こうやって改めて文章にして書いて いてもヘンテコな気持ちです。とにかく今は成果を感じ取るよりもひたすら行動するのみ。とにかく立ち止まる時間さえもが惜しいのです。
 

留 学生活と今の海外生活を通じて思うことは、“行動力” と “適応力”  がいかに重要かということです。「これをしたい」と思うその瞬間にはその瞬間の行動力が発生し、明日には違うものになっているかもしれません。躊躇するこ とや慎重になることももちろん大事ですが、自分の中にある行動力やエネルギーは一分一秒たりとも無駄にしてはいけないと思うのです。特に留学生活の中では 初めての経験や知らないことがたくさんあります。不安なのは誰もが一緒で、やるかやらないかは自分次第。その瞬間は二度と来ないかもしれないからどうせな らやって失敗したほうが、やらないで後悔するよりずっといいと思うのです。どんな状況であろうと自分の考え方や行動次第でいくらでも方向転換はきくもので す。

 

最後に。

人との出会いはプライスレス!一期一会の心を持ち、大事にしてください。


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